日誌

校長だより

平成31年度・令和元年度学年末にあたって

皆さん、お早うございます。

 3月9日ぶりの登校で、皆さんの元気な声が聞こえてきて嬉しく思っています。

  本来なら、学年末の終業式。皆さんの顔を見て、大きな声で返ってくる「お早うございます!」でスタートしたかったのだけれど・・・

 皆さんは、この1ヵ月どのような生活をしていたでしょうか?新型コロナウィルス感染症の防止について、意識して行動していましたか? 

 ニュースを見ていると、世界がいかに狭くなったかを痛感します。そして、自国主義になっていた国々も、世界中の国々が協力し合ってこの「見えない敵」と向き合わなければならない、と動きだしています。

 その中で、自分の命の危機を感じながらも、最先端で取り組んでいる医療従事者の方々には「感謝」の言葉に尽きます。私にできること、私たちにできることは何か、を改めて考え、行動していきましょう。 

 さて、昨日、ある先生が、今日は大掃除の日なので、自分の監督場所の掃除をしてきます、と言って掃除監督場所に行かれました。そう、昨日は「学年末の大掃除」が予定されていました。臨時休業のさ中、そのことを忘れていた自分を恥じました。この「学年末の大掃除」には、1年間お世話になった教室やトイレ等に感謝するとともに、綺麗にして後輩たちに受け渡す、という意味があります。どうか、大掃除とまではいかなくとも、綺麗にしていこう!という気持ちを持ってもらえたらと思います。 

 ここで、平成31年度・令和元年度 学年末にあたり、現実の自分と、自分を客観視する自分を想定ということをお話しします。

「自分自身の戦い」「自分の最大のライバルは自分」。

とかく人間は安易な方向に走りがちです。現在の社会には人の興味を引き、表面的な楽しみを与えてくれるものが数多くあります。それらの誘惑に負けようとするとき、もう一人の自分がそれらの誘惑に打ち勝つよう働きかけるのです。

 皆さんは常に、「自分はこれでいいのか」と自分に問いかけ、自分の力を信じて、日々努力を重ねて欲しいと思います。

 今、「自分の力を信じて」と言いました。私たちは生まれながらにある能力が与えられています。それがどんな能力なのか本人にも分からないところがあります。文学的才能のある人、数理的能力のある人、運動能力のある人、芸術的才能のある人、語学的才能のある人、様々です。最初からその能力が備わっていることもあれば、成長するにつれて少しずつ身に付いてくる能力もあります。自ら気づく場合、友達からの指摘も。

 この能力を生かすには、その人の努力によるところが大きいと思います。「努力は裏切らない!」です。 

 最後に、卒業式は、今日のように晴れ渡った暖かな日でした。卒業生の皆さんは、1,2年生がいてくれないことで、ちょっと寂しげでしたが、立派に式に臨み、卒業していきました。

 皆さんは、4月からは、一歩前進。皆さん一人一人がしっかり自分と向き合い成長するとともに、富士見高校を盛り立てていって欲しいと願っています。

第42回卒業証書授与式 式辞

 校庭の木々の芽もほころび始め、校歌の一節「かの雪白き 霊峰に」見守る今日のこの佳き日に、埼玉県立富士見高等学校第42回卒業証書授与式を挙行できますことは、大きな喜びです。 

 ただ今、204名の皆さんに卒業証書を授与しました。ご卒業おめでとうございます。

 この日を迎え、卒業生の皆さんは今、どのような光景や思いが脳裏に去来していますか。きっと三年間の様々な場面が、感動・感激となって蘇ってきていることでしょう。二年間培ってきたものを、三年生で見事大輪の花として咲かせたという印象がある42期生は、体育祭や文化祭などの行事や日々の生活において、常に率先して行動し、富士見高校の良き伝統を積み上げてくれました。辛かったこと、楽しかったことなど様々であると思いますが、再び巡ってくることのない貴重な思い出として、大切にしてください。

 卒業後は、それぞれが選んだ道を自信を持って歩き、自分の責任で行動していかなければなりません。皆さんの前途は未知ですが、素晴らしい可能性を含んでいます。そこで、私から三つの話を皆さんの巣立ちの餞にしたいと思います。 

 一つ目は、「情報の選別能力を高め、考え・想像し、行動してほしい」ということです。

 皆さんは、これから進学・就職という新しい環境に進んでいきますが、その将来は決して楽なものではありません。国内はもとより世界に目を向けた時、様々な課題を抱えており、社会の仕組みや変化はますます複雑になっていくでしょう。皆さんはやがてどのような場所にいても、予測もしなかったような問題に直面することと思います。そんな時、その場で正しく適切な判断を下すためには、様々な経験や知識を身に付けていかなければなりません。そのために、日頃お話ししていた、まず、正しい知識・情報を得る。次に、自分はどうするか考えたり、想像したりする。そして、行動してみる。行動すると、分からない事が出てくる。更に、知識・情報を得、考え・想像し、行動する。これを繰り返すことで、その時点での優良な対策が見つかります。これができるのは、人間だからです。 

 二つ目は、「感謝の気持ちを大切にしてほしい」ということです。

 本日、卒業証書を手にすることができたのは、皆さん一人一人の努力があったのは勿論ですが、その背後に多くの人たちの力添えと愛情があったことは理解できると思います。これから長く続く人生の中で、多くの人と関わり、様々な人々や自然から有形・無形の恩恵を受けて、皆さんは成長し生き続けていきます。自分一人でできたのだ、という思い上がりの気持ちは、その人の成長を止めてしまいます。どうか周りの人々や自然に対して、素直に「ありがとう」と言える人になってほしいと思います。 

 三つ目は、「艱難汝を玉にす」です。

 これは、私の人生の中で何か有る度に思い浮かべてきた言葉です。「艱難」とは、困難なことに出会って苦しみ悩むこと。「艱難汝を玉にす」とは、多くの困難や障害を乗り越えることで、人は立派に成長することができる、という意味となります。

 皆さんの行く末には、幾多の困難が壁となって立ちはだかってくるでしょう。投げ出してしまいたくなるような厳しい局面がくるかもしれません。しかし、じっと耐え、苦しみに挑戦していくのです。苦しみの中で培われた力は、あなた自身のものです。誰にも奪われることはありません。自らのパワーとなって自分を支えてくれる原動力となります。どうか、目標は高く持ち、大地をしっかり踏みつけ、時代の波に翻弄されない人間として生きてください。 

 最後に、本日は、新型コロナウイルスの日本国内での感染拡大に伴い、苦渋の決断ではありましたが、卒業生の皆さんの一生の晴れの舞台である卒業証書授与式を縮小させていただきました。本来実施するはずのままの式次第の掲示には、私たち教職員の思い、そしてご臨席いただけなかった保護者の皆様の思いも込めさせていただいています。

 結びに、卒業生の皆さんの限りない発展と洋々たる前途を祝して、私の式辞と致します。 

   令和二年三月十二日

                  埼玉県立富士見高等学校長 山本 美千代

 

令和元年度第3学期始業式

 皆さん、明けましておめでとうございます。 

皆さんの元気な顔を見て一安心です。

2020年、令和2年、新しい年のスタートです。 

「令和」の考案者とされる国文学者の中西進さんが、「『令和』は、麗(うるわ)しく、争わない国のことです」。と令和への思いを語っていました。元号とは、新しい時代がこうなって欲しいという願いをこめて選ぶと言われています。 

 その中西さんが小学校低学年の頃の話です。ある朝、学校に行きたくなくて、中西少年は、お母さんに「ボクお腹が痛い」と言いました。事実、幼いころ中西少年はよくお腹をこわしていたようです。

するとお母さんは「あら大変ね。下痢しているの?」中西少年は「うん」と。これはウソだったのですが、お母さんは「じゃ、寝てなさい」。事は成功しまいた。

そして、昼頃になるとお母さんは「お昼、何かとりましょうか?お寿司がいいかな?」

中西少年はお寿司が大好き。「うん、そうして」 程なく、お寿司屋の出前が来て、中西少年は奪うように折を受けとってパクパク食べました。

と、お母さんがニコニコと中西少年を見ている。時すでに遅し。仮病はたちまちにバレてしまっていました。

 89歳になった中西さんは、この時のことを振り返り、「何もしないし、言いもしない母親が何と恐ろしかったことか。全てたちまち見通されてしまう。しかし、笑っている母親に、私は完全に脱帽するしかなかった。」と仰っています。

皆さんだったらどうでしょう。

といっても、少年中西君としてではなく、中西少年の母親・父親だったらどうするか、です。 

 現在、皆さんは、高校生。保護者の方の保護のもと、「自分はどんな人間なのか?」「将来、何をやりたいのか?」「自分は何者なのか?」を考える、「自分探し」の時期です。

 ですが、あと数年すれば親となれる身でもあります。愛情を与えられる側から、親として愛情を与える側に。

 どんな親になるか。今日お話しした中西少年の母親の行動も参考にしてほしいと思います。 

 さて、年の初めということで目標はたてましたか?1年かけて、何かに熱中するのも良いかもしれません。ネズミ年だけに。

 私は、1月1日から始めたことがあります。

 ここ数年「三日坊主」だったのですが、いまのところまだ続いています。3年間は続けたいと考えています。 

最後に、2学期の終業式にも言いましたが、気持ちを切り替え、コツコツ積み上げること、繰り返し練習することで、「卒業」「進級」を摘み取り、みんなで明るく、「おめでとう!」と言えるようにしましょう。

 

 

令和元年度第2学期終業式

 お早うございます。

 球技大会。バスケットボール、サッカーの決勝を見ましたが、熱い戦い・熱い応援に寒さを吹き飛ばす勢いがありました。やっている人は勿論、見ている我々も楽しい時間でした。 

 今日で2学期も終わり、2学期は色々な行事がありました。皆さんは、どの行事が印象に残っていますか? どの行事でも、生徒の皆さんが本当によく取り組んでくれて成功のうちに終了することができました。特に3年生の皆さんが、しっかり対応してくれる姿が印象的でした。皆さんの成長を感じます。 

 さて、終業式ということで、 最初は、おとといの成績会議について話をします。

 2学期の評定平均4.0以上の成績優良者は、1学期に引き続き全校で5人に1人の人が成績優良者です。〔①39人17%②45人20%③49人24%〕〔皆①94人42%②92人41%③68人33%〕

 次に、出席状況ですが、2学期皆勤の生徒が、全校で38.8%。

 是非、3学期以降も継続してください。

 また、2学期に怠けてしまった人、失敗してしまった人は、冬休み中から取り戻しましょう。  気持ちを切り替え、コツコツ積み上げること、繰り返し練習することで、「卒業」「進級」を摘み取る意識に変えていきましょう。 

 まず、1つ連絡をします。

21日に臨時のPTA総会で、音楽室・書道室・美術室・大会議室の冷房設備の増設が決定されました。来年の夏から使用でいるよう、進めていきます。ここで、何故、それしか増設しないのか、という疑問が出ると思います。家庭用とは違って、部屋が大きいので、室外機だけで1機800万円ほどかかるのです。それに、本体、設計費、工事費、その他もろもろを入れると、2,400万円以上。これを、13年ローン。利息を払いながら借金の返済をしていくのです。現在のリース分と合わせると、莫大な金額になるのです。

 ちょっと難しい話になりましたが、来年の夏、涼しい部屋が増えるので、壊れないよう丁寧に使ってください。 

 ところで、先日電車に乗ってボックス席に座ったのですが、何やらメロディーに乗せた唸り声が聞こえてきます。向かい側には御婦人お一人。見るとイヤホンをなさっているのですが、その元のレコーダーから聞こえているようです。電車の中で、大きな音を出したり音楽を流すのはマナー違反。さて、皆さんだったらどうしますか?他の席も空いていたので、そちらに移る、ということも考えましたが、それは一時的対応で、その方は他でトラブルになることも考えられます。で、私はすみません、と声掛けをし、イヤホンを適切な場所に差替えさせてもらいました。ご本人は、イヤホンから聞こえていると思っていたので、驚いていました。 

 自分ではちゃんとやっていると思っても、思い込んでいるだけで、周りからはそう見えない。そんな時は、お節介のようですが、さり気なく伝えるのもの、1つの方法かな。

 これは、自分自身にも当てはまります。私の思い違いをさり気なく伝えてただくのはありがたいです。また、「情けは人の為ならず」という諺もあります。人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくるという意味です。皆さんも、是非、さり気ないお節介に挑戦してみてください。 

 さあ、明日から冬休み。新しい年を良い方向に向かわせるために、長期休業中のポイント改めて3つ確認しておきます。

 1つ目、一日1回「活字を読む」。本・新聞・雑誌など活字に触れてください。

 2つ目、一日1回「家の手伝い」をする。

 3つ目、「危機意識」を持つ。視野を広げ、正しい情報をしっかりキャッチして、早め早めに行動し、「自分」「自分以外の人」の命を守る行動をとってください。 

 皆さんには、目標を定めて冬休みを過ごしてほしいと思います。 そして、3学期の始業式に、元気に登校してくれることを願っています。 私からは以上です。

 

 

令和元年度第2学期始業式

 皆さん、お早うございます。

 全校生徒がそろって、新しい学期を迎えることができ、本当に嬉しく思います。長い夏季休業の間、皆さんはどのように過ごされたでしょうか。

 1学期終業式に、3つ提案しました。

特に、紙に書いて「見える化」については、何ができて・何ができなかったかを把握することで、次に何をやるかが、見えていると思います。私のパソコンにも、やるべきことが付箋(ポストイット)でたくさん貼ってあります。 

さて、今日は、2つお話しします。

①発想の転換です。

「人は、楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい」アメリカの哲学者、心理学者:ウィリアム・ジェームズの言葉です。「人は、笑うから楽しいという感情が芽生える」ということです。

 試しに、割り箸を1本上下の歯に挟んで笑顔を作りながら漫画を読むと、割り箸を挟まずに読んだ場合に比べて、面白いと感じる割合が高くなるというデータもあるようです。

 私は、「ものは考えよう」という言葉で発想の転換し、人生を乗り切ってきました。

②「自分一人ではできないことも、仲間で1つの目標に向かい、励ましあい、協力すればできる。」ということです。

「協力する」とは、・同じ目標を達成するため、知恵・力を出し合う こと。・上手くいくコツ:お互いリスペクト(尊敬)する。・タブー:自分からマイナスなことを言ったり、したりしない。ということです。

 2学期は、文化祭、マラソン大会、修学旅行など行事が盛りだくさんです。学校行事を通して、更に、クラスや部活動の絆を深めてください。 

 3年生は、自分の進路を決めていく重要な時期です。自己をしっかり見つめて、保護者の方や担任、進路の先生ともよく相談をして、悔いを残さないよう、真剣に取り組んでほしいと思います。「で、いいや」ではなく、「が、いい」。「諦めない!」でください。そして、3年生の皆さんは、1学期に見せた素晴らしい見本を更に後輩たちに見せてください。 

 先ほどの大掃除で、教室もスッキリしたことでしょう。皆で協力し合えましたか?自分が掃除するところにゴミを捨てない、とよく言われます。 

 今日から2学期がスタートしました。今日から生活のリズムを授業モードに切り替えましょう。2学期はまさに飛躍の学期、自分の目標をしっかり決め、有意義な学校生活を送るよう最大限の努力をしてほしいと願っています。

私からは以上です。

 

令和元年度第1学期終業式

 最初は、おとといの成績会議について話をします。

 1学期の評定平均4.0以上の成績優良者は、全校で計126名(1年28、2年48、3年50)いました。5人に1人の人が成績優良者です。頑張りましたね。

 次に、出席状況ですが、1学期、欠席・遅刻・早退の無い「皆勤」の生徒が、全校で371名(1年142、2年129、3年100)全体の56%いました。2人に1人以上の生徒が皆勤。素晴らしいです。 是非、2学期以降も継続してください。

 1学期に失敗してしまった人は、夏休み中から少しずつ取り戻しましょう。コツコツ積み上げること、繰り返し練習することで、いつの間にか自分の身についているものです。信じて頑張りましょう。 

 先ほど、球技大会の表彰をしましたが、梅雨の中、イレギュラーな試合形式となりましたが、皆さん臨機応変に対応してくれてありがとう。球技大会では、2日目のソフトボール3年生対2年生の決勝戦を観戦しました。見ていて、何故か懐かしさと爽やかさを感じました。それは、3年生が2年生にアドバイスしている場面や、グローブを2年生に渡してあげてと同じ3年生に言ったりしている場面、とか。全体を通して、相手チームへの非難やけなす言葉は無く、自分のチームへのヤジも汚くなくない。勝負には拘っているけれど、ゲームそのものを楽しんでいる、という情景でした。気持ちの上で、「五月晴れ」を感じた一時でした。(まあ、1つを除けば、ね。) 

 一方で、「他人を思いやる心」が行動に移せない人がまだいます。「挨拶」、「時間や規則を守る事」、そして「他人を思いやる心」。人間として基本の木。相手を傷つける行動はとっていませんか?自分がやられたら嫌だ、ということを他人にやっていませんか?間違ってそうなってしまった場合、「ごめんなさい」と言えましたか?自分の心に手をあてて、振り返ってみてください。暴力や「いじめ」は絶対に許すことができない行為です。そして、「言葉による暴力」も人間として許すことができません。卑劣です。SNS上も含め、言葉の暴力が無いようにしてください。そして、1学期うまくいかなかった人は、反省をして、今日から、「楽しい高校生活は仲間内だけでなく、みんなで作んだ!」という考え方に変えてください。 

 1学期の終業式あたり、皆さんに夏休みの課題として次の3つを出します。

 1つ目。自分がやるべきこと、やりたいことを「見える化」する、です。夏休みの44日間、6週間。どうするか決めましたか?まだの人は、今日、宿題や課題など「やらなければならない事」、そして長期休業中だからそこ「やれる事」5つを決め、1週間毎に紙に書いて家のどこかに張っておきましょう。部活動に休まず参加するも1つに入りますね。不得意科目を勉強し直す、も1つになるでしょう。おじいちゃんの肩たたきをやる、も1つです。そして、やったら〇をつけていく。紙に書き出して記録することが大切です。振り返ることで、次の週、どうすればいいのか見えてきます。逆に書かないと、他の人に振り回された44日間になってしまい、後悔のみの休みとなります。勿論、私も書きます。5つの中には、読書があります。この本いいですよと勧められた本が、家にどっさり。皆さんも、「長期休業中だからやれる事」の中に読書を入れてみてください。話題の本を手に取ってもよいし、図書室でどんな本がお薦めですか?と尋ねてもよいし、紙の上の活字を読んでみてください。

2つ目は、「危機意識」を持って行動する、です。ニュースで「命を守る行動をとってください」という言葉を耳にしますね。私たちは、人間・車、そして自然とどう付き合っていくか。周囲で何が起こっているのか、正しい情報をしっかりキャッチして、早め早めに行動してください。そのためには、視野を広げること。場合によっては、皆で協力し合って、助け合うことが大切です。 

 最後に、3年生の一部となりますが、この夏休み中に、3年生の中で、投票デビューする人がいますね。参議院選挙と埼玉県知事選挙。参議院議員は、日本全体、世界の中での日本の在り方について考えてくれる人。県知事は、埼玉県全体について考えてくれる人。私は、投票日の21日は、高校進学フェアに行くため、18日木曜日に参議院「期日前投票」を済ませてきました。最近は、夜の8時まで受け付けてくれるので助かります。たった1票かもしれませんが、皆さんの「現在」や「将来」に大きく関わることなので、候補者の公約を見比べて、自分でよく考えて投票するようにしてください。 

 部活動や補習、文化祭準備、3年生は進路に向けた取組みなど、夏休みはあっという間に過ぎていくかもしれません。皆さんには、充実した夏休みを過ごしてほしいと思います。 そして、2学期の始業式に、人間的に一回り大きくなり、日焼けして元気に登校してくれることを願っています。 私からは以上です。

 

 

6月全校集会

 先週、梅雨に入りました。梅雨時に、昨日・今日のような、晴れの日を、5月の晴れと書いて、「五月晴れ」と言います。現代の6月は、旧暦だと5月。つまり、じめじめした梅雨の間に、カラッとした晴れが来る。それを五月晴れというのですね。梅雨は、植物にとっては恵みの雨。ちょっと我慢しましょう。

 

 先日の体育祭では、全校生徒が、正々堂々と、全力でプレーしてくれました。また、最後まで、皆で協力し合ってくれました。特に、3年生の皆さんは、素晴らしい見本を残してくれました。ありがとう。

 

さて、今日は、1 授業について 2 スマホについて の話をします。

 

1 今週から、私と教頭先生とで、授業を見に行っています。これは、「授業観察」といって、どの県立高等学校でも実施されています。目的は色々ありますが、先生方の様子はもとより、皆さんの様子を把握するためです。まだ数時間しか見ていませんが、先生方も皆さんも、昨年度より更によくなっている人が多いと思います。

 この授業観察には、副産物があります。それは、色々な教科・科目の授業を、私も受ける事ができるという事です。高校時代に学んだ事を懐かしく学ぶ時間、初めて受けて新鮮に学ぶ時間、内容が変わったんだと改めて学ぶ時間。皆さんと一緒に、新しい知識を入れたり、考えたり、という時間・空間があることを、幸せに感じています。

 そして、皆さんが、どうやれば関心を持ち、考えてくれるか、先生方が、悪戦苦闘している姿も愛おしくなります。

 昨年度、先生方は授業で勝負しているんだ、という話をしましたが、先生方同士でも、お互いに授業を見て、研究して、自分の授業に生かしていこう、という取り組みも行っています。皆さんも、知識を入れる事と、考える事など、先生方の働きかけに集中して、しっかり授業に取り組んでください。

 

2 スマホについて、

 昨日のニュースで、ある高校2年生の男子生徒が、スマートフォンを使うようになって1年ほどたった中学2年生の頃から物が二重に見えるようになり、現在は瞳が内側に寄って戻らなくなってしまったため、生活に支障があることから、手術で治す決断をしたという事が告げられていました。友達とのオンラインゲームや動画の視聴をするため一日中スマートフォンを手放せない生活で、多い時は1日に10時間以上使っていたということです。

皆 さんは、学校にいる間は、スマホを見ることが無いので、この高校生のようになる人はいない、と思うのですが、休みの日など十分注意をしてください。

 また、迷惑メールについてですが、皆さんの所にも来ていますか?私のスマホにもくるのですが、最近、巧妙になっています。

〇〇(携帯業者名)からのお知らせ、〇〇宅急便からのお知らせ、同窓会開催のお知らせ、などです。〇〇(携帯業者名)からの通知は、「メッセージR」に入るので、違う。宅急便もメール登録していないから違う、同窓会は、誰でも通用するような文面だから違う、ということで、開封することなく、「迷惑メール」登録しました。でも、一瞬、開けて内容確認した方がよいかな、と迷ったのは事実です。こんな時は、焦らず、一度、立ち止まること。周囲の大人に相談することが必要です。

 

 長くなりましたが、今日は、授業について、スマホについて、お話しました。共通することは、どんな状況においても、正しい情報・知識を持ち、今、どうすべきか考え、行動する、という事です。困ったら、周りの大人に相談しましょう。

 外は雨でも、カラッと、清々しく、過ごしていきましょう。 私からは以上です。 

体育祭 閉会式講評

 保護者の皆様、本日はお忙しい中、本校の体育祭にお越しいただきありがとうございました。今日の体育祭、いかがでしたか?

 

 生徒の皆さん、体育祭、丸一日、お疲れ様でした。今日一日を振り返って、「正々堂々全力で」やれましたか?「協力して」できましたか?富士見高校の一員として「7色」「虹色」の旗を大きくはためかせることはできましたか?

 

 多くの皆さんが、正々堂々と、全力でプレーしてくれました。また、最後まで、皆で協力し合い、応援の声が続きました。

  特に、3年生の皆さん、高校生活最後の体育祭で、1,2年生の模範を見せてくれました。感動をありがとう。

 

  ところで、2,3年生の皆さんは、このグラウンドの放送について、何か昨年度と違うな、と感じた人はいませんか?昨年度と比較して、音がクリアだったと思いませんか?離任式に来てくれたあの〇〇先生が、4月以降、お休みの日にボランティアで直しにきてくれていたのです。

 

 本日の体育祭を迎えるにあたり、企画・準備、そして本日の運営にあたってくれた、生徒会・体育委員・各部活動の皆さんそして先生方、岡本先生、本当にありがとうございました。皆さん、お礼の拍手をしましょう。

 

今日の感動を、胸に深く刻み込み、明日からの学校生活に全力で取り組みましょう。

 

以上、講評といたします。

体育祭 開会式

 皆さん、お早うございます。

 皆さん、体育祭日和を引き寄せましたね。全校生徒と教職員が結束して準備してきた、富士見高校体育祭が盛大に開催できることを、大変嬉しく思います。

 

 また、本日は、お忙しい中、富士見市内6中学校の校長先生方を始め、多くの御来賓の皆様、そして保護者の皆様に、朝早くから御臨席いただきましたこと心から御礼申し上げます。

 

 さて、体育祭は、皆さんの日頃の成果を遺憾なく発揮する場、そして競技や応援を通してお互いの友情を深め合う場でもあります。

 

私からは、開会にあたり、2つについてお話します。

 

 1つめは、「正々堂々と全力で」です。

先ほどの行進では、腕を振り、腿を上げ、大地を踏みしめて歩く皆さんの姿は、まさに正々堂々としていました。競技としてのスポーツには勝ち負けは、結果として大切です。が、大切な事はルールに従い全力を出し切ったかどうかです。ルールを守り、正々堂々と、全力で臨んでください。  心は熱く、頭は冷静に、です。

 

 2つめは、「一人一人が協力の意識をもって」です。

団体競技の時は、そのチームの一員として力を出し、声を掛け合い、協力。個人競技の時は、クラスの一員として、応援による協力。そして、富士見高校の一員として、素晴らしい体育祭とするために、一人一人が気配りをして協力。

特に、3年生の皆さん、高校生活最後の体育祭です。1,2年生をリードして、「富士見高校の体育祭はこんなにすごいんだ」となるよう、協力する模範を見せてください。

 

 富士見高校は7色の団に分かれていますが、もう1つ。7色を併せ持つ「虹色」という富士見高校団の色があります。夢をつなげる「虹色」富士見高団。

 

 「正々堂々と全力で」「一人一人が協力の意識をもって」、富士見高校体育祭を造り上げましょう!

 

 皆さんの活躍する姿を、心から楽しみにしています

5月全校集会

 今日は、2点、連絡します。ちょっと難しい話もしますが、しっかり聞いてください。

 

 1つ目は、「部活動」についてです。

 1年生の皆さんは、部活動は決めましたか? もう、活動は始めましたか?

昨日もお話ししましたが、高校3年間で、何を体験してきたか、が大きく問われます。お互いに助け合ったり、競い合ったり、時には対立したりしながら、乗り越えた時に、「人間的に成長」していますので、説教的に参加してください。

 さて、富士見高校の先生方は、「生徒のために!」をスローガンに、心を鬼にして指導したり、朝早くから夜遅くまで部活動や教材づくりをされたりしています。頭が下がる思いです。

 その中で、皆さんも聞いていると思いますが、今、日本では、「働き方改革」が叫ばれています。学校の先生方も「働き方改革」をするように、と法律もできました。

 部活動についても、各学校で「部活動に係る活動方針」を策定しなさい、との指示がありました。内容としては、部活動の内容を、「できるだけ短時間で、合理的でかつ効率的・効果的な活動にすること」というものです。

 それぞれの部活動によって状況が変わりますので、詳細は、各顧問の先生方からお話があると思います。

 皆さんは、集中して、効率的に活動を行うよう、顧問の先生に協力してください。

 

 2つ目は、「自動二輪車、原動機付自転車の免許取得」についてです。

 皆さんは、自動二輪車等の「三ない運動」という言葉を知っていますか?所謂、バイクの「免許を取らない」「乗らない」「買わない」というものです。これは、高校生のバイクによる死傷者が、昭和46年には全国で1年間に26,000人余り、その後も暴走行為や交通事故死傷者が減らないという状態が続いたとから、昭和56年、青少年の生命の安全を守るという願いから、保護者の方から沸き起こり、「3ない運動」が制度化しました。その効果は、17年後に、死傷者が3,000人になったということからもわかると思います。

 ただ、次の問題が起こりました。隠れて乗って、事故を起こす高校生が出てきたことです。平成29年度の埼玉県のバイク事故による死傷者は62 人。これは乗っている人のみですので、巻き込まれた人の数は入っていません。

 そこで、埼玉県は、高校生が安易にバイクに乗らない、

つまり、バイクを運転すると、どれだけリスクを負っているか、よく理解したうえで、乗ってほしい、という考えに変わりました。 従って、バイクに乗るなら、埼玉県としても指導するから、高校でもしっかり指導をしてほしい、ということになりました。基本は、「自分の命も、他人の命も守る」ということです。

 私は、中学校3年生の時、隣のクラスの男子がバイク事故で亡くなりました。その時のことは未だに脳裏に焼き付いています。また、教員になってから、バイク事故で半身不随になり、車椅子で卒業した生徒もいました。

 皆さんの命は、皆さん一人のものではありません。

 自分自身の高校生活に、自動二輪や原動機付自転車は、本当に必要なのか、よく考えてから行動してほしいと願っています。

 

 私からは、2点

 ①部活動に是非入ってほしい。そして、集中して、効率的に活動を行うよう、顧問の先生に協力してほしいということ。

 ②「自動二輪車、原動機付自転車の免許取得」は、許可制になったけれど、「自分の命も、他人の命も守る」ということをしっかり頭に入れて、行動してほしい。ということをお話ししました。

1学期始業式

 桜が満開のままで皆さんを待っていてくれました。

進級、おめでとうございます。また、春休み中に、大きな事故もなく、今日からまた新しい年度・学年を迎えることができました。

新3年生は、本校をリードする最高学年として、高校生時代のまとめの年であり、更に、卒業後の進路開拓を行う、とても大切な一年間ですね。

新2年生は、勉強でも、部活動でも、学校の中心的存在として、一人一人が本校を支えているという自覚を持ち、3年生の先輩たちとともに本校の伝統をつないでください。

 

 さて、新元号が発表されました。「令和」。こちらは、梅に関連しているようですね。桜・梅、共に日本人に愛されている花ですが、中学校そして2年生の時に学んだ『万葉集』の中には、桜より梅の花が多く詠まれているようです。

 

 この梅・桜の満開の時も素晴らしいのですが、それは、花一色だからということもあるでしょう。では、何故、葉っぱより花が先なのでしょう?生命の不思議です。植物は無駄は無く、きっと合理的な理由があると思います。ちょっと考えてみてください。

 

では、新年度にあたり、私から、2つお話したいと思います。

 

 1つ目。年度の初めです。この一年間をどのような一年間にしたいのか、またはどのように過ごしたいのか、皆さん一人一人、よく考えてそれぞれの目標を立ててください。そして、その目標に向け、こつこつ・一歩一歩進んでいきましょう。途中で頓挫(弱気になってくじけてしまうこと)しそうになるのが人間ですから、励ましてもらえるよう、誰かに話しておくというのもよいでしょう。先生方も皆さんから質問されるのを待っています。小さなことでもよいので、どんどん質問しましょう。

 

 次に、「自分で考え、判断して、行動してほしい」ということです。この状況において、どうすべきか考え、行動する、ということです。また、他人の痛みを考え・想像することで、他人を思いやることもできます。

 ここで、始業式にトイレの話もどうか、とは思いましたが、昨日あった話を皆さんに伝えておきたいと思いお話しします。女性トイレでの出来事ですが、私の前に高校生、初老の方、40代くらいの方の3人ほど並んでいました。そのトイレは、和式が2つ、洋式が1つ。空いたのは洋式。先頭の高校生が、ふと後ろを振り返り、その初老の方に「お先にどうぞ」と言ったのです。その女性はちょっと驚いていたところ、高校生は、更に「私は座るのは大丈夫ですから」。初老の方は、「ありがとう」と言って洋式に入りました。ちょっと状況がわかりにくいかもしれませんが、コマーシャルにもありますが、年をとると膝関節が固くなり、和式では辛い、という方もいらっしゃいます。私がもし、その高校生の場所にいたら、そのような声掛けはできただろうか、後ろの方に気づいていただろうか、反省しました。

 何気無いことかもしれませんが、その高校生は、「自分で考え、判断して、行動」したのですね。素晴らしいな、と思いました。

 

 元号が「令和」となる記念の年に、埼玉県立富士見高等学校の生徒としてしっかりと新たな1年間にしてください。 

 「目標を持つ」「自分で考え、判断して、行動する」 ことで素晴らしい1年にしましょう。

 私からは以上です。

平成31年度入学式式辞

  校門の桜が見事に咲き誇り、春爛漫を感じる今日の佳き日、富士見市長 星野 光弘 様をはじめ、多くのご来賓 並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、埼玉県立富士見高等学校 第44回入学式がこのように盛大に挙行できますことは、大きな喜びでございます。厚く御礼申し上げます。

 ただ今、入学を許可致しました227名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

 高校受検というハードルを越えて、晴れて高校生となった皆さんを迎えることができ、私たち教職員 並びに在校生一同、大きな喜びに溢れています。

 

 さて、これから三年間 学んでいく皆さんに、充実した高校生活を送るために必要、かつ、大切なことを三つお話させて頂きます。

 

 まず、「まだ見ぬ自分発見をしてほしい」ということです。

人間というのは、自分で気がついていない才能をいろいろ持っている存在です。高校時代は、自分の中に潜んでいる才能を発見し、それを生かす努力をする時です。そのために、失敗を恐れず様々なことに挑戦してほしいと思います。失敗は自分の財産です。失敗を恐れず、挑戦することで、「自分の知らない自分」を見つけ出し、それを伸ばしていってください。

 

 次に、「自分で考え、判断して、行動してほしい」ということです。

本校では、「規律ある行動」が当たり前にできるように、と指導しています。これも、この状況において、どうすべきか考え、行動する、ということにつながります。また、他人の痛みを考え・想像することで、他人を思いやることができます。変化の激しい社会を主体的に逞しく生き抜いていくためにも、是非、自分で考え、判断して、行動してください。

 

 三つ目は、「夢を持ってほしい」ということです。

皆さんは三年後に、それぞれの進路に向かって旅立っていきます。三年という月日は長いように思えるかもしれません。しかし、自分を見つめ、自分だけの夢を見つけ、その夢に向かって努力し、夢を実現する。そのための時間として、三年間は決して長くはありません。自分に何ができるだろう、自分は何になりたいのだろうと、自らに問いかけてください。そして、「なりたい自分」を見つけることができたら、夢を叶えるための努力を始めましょう。夢を叶えるための努力は楽しいものです。勿論、途中で辛くなることもあるかもしれません。その時は、情熱に溢れ、優れた指導力を持つ本校の先生方がいつでも助けてくれます。諦めることなく、粘り強く努力を積み重ねてください。

 

 保護者の皆様に申し上げます。

 本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。 お預かりしたお子様の成長を願い、教職員一丸となって全力をあげて教育活動にあたって参ります。お子様 一人一人が持つ個性・得意分野を伸ばし、社会を生き抜く力を養って参ります。そのためには、学校とご家庭との緊密な連携、そして相互の信頼が何よりも大切です。高校生は多感な時期です。だからこそ、「挨拶」や「他人を思いやる心」、「時間や規則を守ること」などの 社会の基本を学ばせるとともに、安定した高校生活が送れますようにお子様の健康状況や身だしなみ、学習に向かう環境整備などにも 目を向けて頂きたいと存じます。本校の教育方針をご理解の上、ご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 結びに、ご多用の中、本日ご臨席を賜りましたご来賓の皆様に改めて御礼を申し上げますとともに、元号が「令和」となる記念の年に、埼玉県立富士見高等学校の生徒として新たな第一歩を踏み出した皆さんの人生が、充実し、光り輝く三年間になることを祈念いたしまして、式辞といたします。