日誌

令和元年度第3学期始業式

 皆さん、明けましておめでとうございます。 

皆さんの元気な顔を見て一安心です。

2020年、令和2年、新しい年のスタートです。 

「令和」の考案者とされる国文学者の中西進さんが、「『令和』は、麗(うるわ)しく、争わない国のことです」。と令和への思いを語っていました。元号とは、新しい時代がこうなって欲しいという願いをこめて選ぶと言われています。 

 その中西さんが小学校低学年の頃の話です。ある朝、学校に行きたくなくて、中西少年は、お母さんに「ボクお腹が痛い」と言いました。事実、幼いころ中西少年はよくお腹をこわしていたようです。

するとお母さんは「あら大変ね。下痢しているの?」中西少年は「うん」と。これはウソだったのですが、お母さんは「じゃ、寝てなさい」。事は成功しまいた。

そして、昼頃になるとお母さんは「お昼、何かとりましょうか?お寿司がいいかな?」

中西少年はお寿司が大好き。「うん、そうして」 程なく、お寿司屋の出前が来て、中西少年は奪うように折を受けとってパクパク食べました。

と、お母さんがニコニコと中西少年を見ている。時すでに遅し。仮病はたちまちにバレてしまっていました。

 89歳になった中西さんは、この時のことを振り返り、「何もしないし、言いもしない母親が何と恐ろしかったことか。全てたちまち見通されてしまう。しかし、笑っている母親に、私は完全に脱帽するしかなかった。」と仰っています。

皆さんだったらどうでしょう。

といっても、少年中西君としてではなく、中西少年の母親・父親だったらどうするか、です。 

 現在、皆さんは、高校生。保護者の方の保護のもと、「自分はどんな人間なのか?」「将来、何をやりたいのか?」「自分は何者なのか?」を考える、「自分探し」の時期です。

 ですが、あと数年すれば親となれる身でもあります。愛情を与えられる側から、親として愛情を与える側に。

 どんな親になるか。今日お話しした中西少年の母親の行動も参考にしてほしいと思います。 

 さて、年の初めということで目標はたてましたか?1年かけて、何かに熱中するのも良いかもしれません。ネズミ年だけに。

 私は、1月1日から始めたことがあります。

 ここ数年「三日坊主」だったのですが、いまのところまだ続いています。3年間は続けたいと考えています。 

最後に、2学期の終業式にも言いましたが、気持ちを切り替え、コツコツ積み上げること、繰り返し練習することで、「卒業」「進級」を摘み取り、みんなで明るく、「おめでとう!」と言えるようにしましょう。