校長ブログ

【ニュース】書道部2年 田中さん、全国大会へ!

11月27日(水) 

書道部2年の田中さんが、高校書道展(11/20~24)での“最優秀賞”授賞を報告に来てくれました。

作品の「紫霄(ししょう)」は、太陽と月の光が合わさって、空が紫色に染まることを意味しています。
ベースとなる手本は日本の書から探し、「紫」は嵯峨天皇の書から、「霄」は例が少ないので上下に分け、「雨」は藤原行成の書を、「肖」は宇多天皇の書を参考にして組み合わせたそうです。 

田中さんは、高校入学まで習字の経験がほとんどありませんでしたが、縁あって本校書道部に入部して1年半、みごと賞を取るまでに成長しました。

 

田中さん、どのようなきっかけで書道を始めたのですか?
「高校入学時に芸術の選択があり、音楽と美術をやりたくなかったので、消去法的に書道を選択しました。書道の授業で宮澤先生と出会い、なんとなく『この人なら私の道を開けてくれそう。絶対に何かある。』と直観的に思いました。書道部に入部し、先生についていったら当たりでした。」

 

宮澤先生、どのような指導をしたのですか?
「字はあまりうまい方ではありませんでした。しかし、重要な素質である大胆さと書きっぷりのよさがあり、瞬発力もありました。そして、教えたことをよく吸収してくれました。自分が別の仕事で部活に顔を出せないことも多く、たまに見て“ダメ出し”をし続けただけでしたが、毎日前向きに取り組み、努力が実ったのだと思います。」

 

田中さん、どんな努力をしましたか?
「先生からのダメ出しは的確で、すべて“指導”だと受け止めていたので、いつも前向きでした。よく見捨てずに指導してくれたと思います。全部で300枚くらいは書きました。」

 

“最優秀賞”授賞おめでとうございます。
この作品は、来夏に開催される「第49回全国高等学校総合文化祭香川大会『かがわ総文祭2025』」に出品されることになりました。
総文祭は、文化部のインターハイと言われています。

作品紹介
・2年 田中さん 創 紫霄
・2年 柳川さん 臨 李思訓碑
・1年 今井さん 臨 文徴明行書詩巻
・1年 堀川さん 臨 前赤壁賦

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