日誌

2019年4月の記事一覧

5月全校集会

 今日は、2点、連絡します。ちょっと難しい話もしますが、しっかり聞いてください。

 

 1つ目は、「部活動」についてです。

 1年生の皆さんは、部活動は決めましたか? もう、活動は始めましたか?

昨日もお話ししましたが、高校3年間で、何を体験してきたか、が大きく問われます。お互いに助け合ったり、競い合ったり、時には対立したりしながら、乗り越えた時に、「人間的に成長」していますので、説教的に参加してください。

 さて、富士見高校の先生方は、「生徒のために!」をスローガンに、心を鬼にして指導したり、朝早くから夜遅くまで部活動や教材づくりをされたりしています。頭が下がる思いです。

 その中で、皆さんも聞いていると思いますが、今、日本では、「働き方改革」が叫ばれています。学校の先生方も「働き方改革」をするように、と法律もできました。

 部活動についても、各学校で「部活動に係る活動方針」を策定しなさい、との指示がありました。内容としては、部活動の内容を、「できるだけ短時間で、合理的でかつ効率的・効果的な活動にすること」というものです。

 それぞれの部活動によって状況が変わりますので、詳細は、各顧問の先生方からお話があると思います。

 皆さんは、集中して、効率的に活動を行うよう、顧問の先生に協力してください。

 

 2つ目は、「自動二輪車、原動機付自転車の免許取得」についてです。

 皆さんは、自動二輪車等の「三ない運動」という言葉を知っていますか?所謂、バイクの「免許を取らない」「乗らない」「買わない」というものです。これは、高校生のバイクによる死傷者が、昭和46年には全国で1年間に26,000人余り、その後も暴走行為や交通事故死傷者が減らないという状態が続いたとから、昭和56年、青少年の生命の安全を守るという願いから、保護者の方から沸き起こり、「3ない運動」が制度化しました。その効果は、17年後に、死傷者が3,000人になったということからもわかると思います。

 ただ、次の問題が起こりました。隠れて乗って、事故を起こす高校生が出てきたことです。平成29年度の埼玉県のバイク事故による死傷者は62 人。これは乗っている人のみですので、巻き込まれた人の数は入っていません。

 そこで、埼玉県は、高校生が安易にバイクに乗らない、

つまり、バイクを運転すると、どれだけリスクを負っているか、よく理解したうえで、乗ってほしい、という考えに変わりました。 従って、バイクに乗るなら、埼玉県としても指導するから、高校でもしっかり指導をしてほしい、ということになりました。基本は、「自分の命も、他人の命も守る」ということです。

 私は、中学校3年生の時、隣のクラスの男子がバイク事故で亡くなりました。その時のことは未だに脳裏に焼き付いています。また、教員になってから、バイク事故で半身不随になり、車椅子で卒業した生徒もいました。

 皆さんの命は、皆さん一人のものではありません。

 自分自身の高校生活に、自動二輪や原動機付自転車は、本当に必要なのか、よく考えてから行動してほしいと願っています。

 

 私からは、2点

 ①部活動に是非入ってほしい。そして、集中して、効率的に活動を行うよう、顧問の先生に協力してほしいということ。

 ②「自動二輪車、原動機付自転車の免許取得」は、許可制になったけれど、「自分の命も、他人の命も守る」ということをしっかり頭に入れて、行動してほしい。ということをお話ししました。

1学期始業式

 桜が満開のままで皆さんを待っていてくれました。

進級、おめでとうございます。また、春休み中に、大きな事故もなく、今日からまた新しい年度・学年を迎えることができました。

新3年生は、本校をリードする最高学年として、高校生時代のまとめの年であり、更に、卒業後の進路開拓を行う、とても大切な一年間ですね。

新2年生は、勉強でも、部活動でも、学校の中心的存在として、一人一人が本校を支えているという自覚を持ち、3年生の先輩たちとともに本校の伝統をつないでください。

 

 さて、新元号が発表されました。「令和」。こちらは、梅に関連しているようですね。桜・梅、共に日本人に愛されている花ですが、中学校そして2年生の時に学んだ『万葉集』の中には、桜より梅の花が多く詠まれているようです。

 

 この梅・桜の満開の時も素晴らしいのですが、それは、花一色だからということもあるでしょう。では、何故、葉っぱより花が先なのでしょう?生命の不思議です。植物は無駄は無く、きっと合理的な理由があると思います。ちょっと考えてみてください。

 

では、新年度にあたり、私から、2つお話したいと思います。

 

 1つ目。年度の初めです。この一年間をどのような一年間にしたいのか、またはどのように過ごしたいのか、皆さん一人一人、よく考えてそれぞれの目標を立ててください。そして、その目標に向け、こつこつ・一歩一歩進んでいきましょう。途中で頓挫(弱気になってくじけてしまうこと)しそうになるのが人間ですから、励ましてもらえるよう、誰かに話しておくというのもよいでしょう。先生方も皆さんから質問されるのを待っています。小さなことでもよいので、どんどん質問しましょう。

 

 次に、「自分で考え、判断して、行動してほしい」ということです。この状況において、どうすべきか考え、行動する、ということです。また、他人の痛みを考え・想像することで、他人を思いやることもできます。

 ここで、始業式にトイレの話もどうか、とは思いましたが、昨日あった話を皆さんに伝えておきたいと思いお話しします。女性トイレでの出来事ですが、私の前に高校生、初老の方、40代くらいの方の3人ほど並んでいました。そのトイレは、和式が2つ、洋式が1つ。空いたのは洋式。先頭の高校生が、ふと後ろを振り返り、その初老の方に「お先にどうぞ」と言ったのです。その女性はちょっと驚いていたところ、高校生は、更に「私は座るのは大丈夫ですから」。初老の方は、「ありがとう」と言って洋式に入りました。ちょっと状況がわかりにくいかもしれませんが、コマーシャルにもありますが、年をとると膝関節が固くなり、和式では辛い、という方もいらっしゃいます。私がもし、その高校生の場所にいたら、そのような声掛けはできただろうか、後ろの方に気づいていただろうか、反省しました。

 何気無いことかもしれませんが、その高校生は、「自分で考え、判断して、行動」したのですね。素晴らしいな、と思いました。

 

 元号が「令和」となる記念の年に、埼玉県立富士見高等学校の生徒としてしっかりと新たな1年間にしてください。 

 「目標を持つ」「自分で考え、判断して、行動する」 ことで素晴らしい1年にしましょう。

 私からは以上です。

平成31年度入学式式辞

  校門の桜が見事に咲き誇り、春爛漫を感じる今日の佳き日、富士見市長 星野 光弘 様をはじめ、多くのご来賓 並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、埼玉県立富士見高等学校 第44回入学式がこのように盛大に挙行できますことは、大きな喜びでございます。厚く御礼申し上げます。

 ただ今、入学を許可致しました227名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

 高校受検というハードルを越えて、晴れて高校生となった皆さんを迎えることができ、私たち教職員 並びに在校生一同、大きな喜びに溢れています。

 

 さて、これから三年間 学んでいく皆さんに、充実した高校生活を送るために必要、かつ、大切なことを三つお話させて頂きます。

 

 まず、「まだ見ぬ自分発見をしてほしい」ということです。

人間というのは、自分で気がついていない才能をいろいろ持っている存在です。高校時代は、自分の中に潜んでいる才能を発見し、それを生かす努力をする時です。そのために、失敗を恐れず様々なことに挑戦してほしいと思います。失敗は自分の財産です。失敗を恐れず、挑戦することで、「自分の知らない自分」を見つけ出し、それを伸ばしていってください。

 

 次に、「自分で考え、判断して、行動してほしい」ということです。

本校では、「規律ある行動」が当たり前にできるように、と指導しています。これも、この状況において、どうすべきか考え、行動する、ということにつながります。また、他人の痛みを考え・想像することで、他人を思いやることができます。変化の激しい社会を主体的に逞しく生き抜いていくためにも、是非、自分で考え、判断して、行動してください。

 

 三つ目は、「夢を持ってほしい」ということです。

皆さんは三年後に、それぞれの進路に向かって旅立っていきます。三年という月日は長いように思えるかもしれません。しかし、自分を見つめ、自分だけの夢を見つけ、その夢に向かって努力し、夢を実現する。そのための時間として、三年間は決して長くはありません。自分に何ができるだろう、自分は何になりたいのだろうと、自らに問いかけてください。そして、「なりたい自分」を見つけることができたら、夢を叶えるための努力を始めましょう。夢を叶えるための努力は楽しいものです。勿論、途中で辛くなることもあるかもしれません。その時は、情熱に溢れ、優れた指導力を持つ本校の先生方がいつでも助けてくれます。諦めることなく、粘り強く努力を積み重ねてください。

 

 保護者の皆様に申し上げます。

 本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。 お預かりしたお子様の成長を願い、教職員一丸となって全力をあげて教育活動にあたって参ります。お子様 一人一人が持つ個性・得意分野を伸ばし、社会を生き抜く力を養って参ります。そのためには、学校とご家庭との緊密な連携、そして相互の信頼が何よりも大切です。高校生は多感な時期です。だからこそ、「挨拶」や「他人を思いやる心」、「時間や規則を守ること」などの 社会の基本を学ばせるとともに、安定した高校生活が送れますようにお子様の健康状況や身だしなみ、学習に向かう環境整備などにも 目を向けて頂きたいと存じます。本校の教育方針をご理解の上、ご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 結びに、ご多用の中、本日ご臨席を賜りましたご来賓の皆様に改めて御礼を申し上げますとともに、元号が「令和」となる記念の年に、埼玉県立富士見高等学校の生徒として新たな第一歩を踏み出した皆さんの人生が、充実し、光り輝く三年間になることを祈念いたしまして、式辞といたします。